告白+

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「じゃあ、真白さんが色白なのって……」 「うう、そうなの。人間っぽくはしてるつもりなんだけど、どうしてもそれだけは隠せなくて。白すぎて変でしょ?」 「そんなことない」 「え?」  羽田君はきっぱりという。 「俺は真白さんが色白なところがすごくいいと思った。それに俺、真白さんの顔、好きだよ」 「……! 本当に?」 「一目惚れ、だったから」  頭が混乱する。私がコンプレックスに思ってたこの顔に一目惚れ?  それに、羽田君も妖怪で……。  それなら何も問題は無いわけで。 「だから、改めて。付き合ってもらえますか?」  本当に改まった口調で羽田君が、私の方に手を伸ばしながら言った。  これは、OKだったら手を取れということ?  私は。 「もちろん」  羽田君の手を取った。  妖怪同士なら寿命の問題だって関係ない訳で。ずっと一緒にいられるってことだ。  妖怪は人間よりずっと寿命が長い。だから、人に恋した妖怪は悲劇だ。好きな人に必ず先立たれてしまうのだから。 「そっか羽田君、天狗だったんだね。天狗と雪女なら、結婚も大丈夫かな……」 「えっ!?」 「あっ!?」  思わずそんなところまで考えてしまって口に出してしまった。  そして、私たちは手を繋いだまま固まってしまったのだった。
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