その後

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壮太がうろたえていると、またインターホンが鳴った。 「…ナイスタイミング!助かったぁ! 俺、見てきますね」 インターホンに応答した壮太は、目を丸くして振り向く。 「ちょっと待ってください…。ここに、王子様がいるんですけど」 「えっ、何?」 ディスプレイに映っていたのは孝介の姿だった。両腕にいっぱいのバラの花束を抱えている。 柚子と敏江は顔を見合わせた。
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