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「えっ!」
彼はいつの間にか家にいた。
この町の仕様とでもいうべきか、三十分ルールが適応されてしまったのである。
──マズい、早く戻らないと。
位置情報を確認すると彼女は彼が先ほどまでいた場所にいた。
急いでテレポートマスに向かう。三十分タイマーをかけてからだ。
ようやく、テレポートマスに当たり、時間を確認する。
あと十五分。ギリギリ間に合うはずだ。
──神様お願いです。私を彼女の元に連れて行ってください。
そうして彼は森へと消えていった。
その後、神様の願いが通じたのか四、五、六ばかりが出た。
そして五分を切ったところで彼は彼女を捉えた。
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