告白は誰から

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「もう朝か……」  眠たい目をこすって、用意をする。寝不足でも身だしなみだけはちゃんとしないと。  外へ出て、思わず目を細める。朝日がまぶしい。 「やれやれ、いい天気だなあ」  私の気も知らないで、と思う。ミホにはぜいたくな悩みだ、と言われるだろうけれど。  ワイヤレスイヤホンを耳にはめ、私は学校への道を歩き出す。  私の家から学校まで、道のりはそう遠くないのだが、音楽を聴きながら行くのが毎朝の楽しみだった。  途中、同じ学校の男子生徒が路地から出てくるのが見える。幼なじみの啓太だ。
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