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医者も私も同じ人間だ!
これは私が子供を出産し、少し経った時の出来事だ。
いつもは旦那が赤ちゃんをお風呂へ入れる役割なのに、今日は珍しく私がお風呂へ入れる。
湯船に沈まないように、落ちないようにと注意をしていた。
「あれ?」
背中に赤いたんこぶみたいなのがある。
私は大きな総合病院の皮膚科へ連れて行った。
「なんか今まで気が付かなかったんですが……」
そう言うと、当時の皮膚科の先生は、
「ちょっと写真を撮りながら経過観察していきましょう。これは血管腫と言われるものですから。」
私はまだ小さな子供の体が心配で、
「本人は息苦しいとかの症状はないのでしょうか?」
と聞いてみると、
「大丈夫ですよ。大きくなって、プールの授業などで他の人に何か言われていじめになったりすることもあるようなので、その時は手術ということもあるかとは思いますが、何もなければ半年、または一年に一回、見せに来て下さい。」
「わかりました。」
そして、半年、一年の予約を取り、その病院に通院していた。
3年目の通院の日。
「前の先生は個人病院設立で退職して、今は別の先生になりますからね。」
と、受付の看護師に言われた。
仕方なく「はい」と答え、いざ診察へ。
すると、その先生からとんでもない言葉を告げられる。
「いつまで病院に通うつもりですか?」
「は?」
「なんともなければ来なくてもいいですよ。何かあったら来て下さい。」
「はぁ……」
冷たい言い方をされ、仕舞いに虐待容疑を掛けられた様で、後日、よく見回りや市や教育関連のチェックが入ったようだった。
「騙された!」
そこで気が付いたのだ。
あの医者の言いなりになったことで、何もわからない転勤者の医師に上手く騙され、その医師は「虐待を見つけました。」と表彰されて病院内で名医として居座っていたのだった。
「許せない……」
医者がどんなに権力あるとしても、こんな汚い手を使って田舎の市民を傷付けたのだ。
もちろん、信じて味方に付くのは病院や医者側だ。
しかし、このようなこともある事を知っていただきたい。
どうか、騙されないで欲しい。
私はそのことがあってから、いくら大きい病院とは言え、他の病院と比べて人が機械的作業、そして障害児が産まれてくる病院は必ずと言っていいほどそこの病院だという噂を聞いたのだった。
どちらが虐待なのだろうか……。
「弱いものいじめ、反対‼」
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