1,日常

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2  始業式からまだ一週間ほどしか経っていないが、一年生の風紀委員は既に二人も居た。  もう一人の新米委員は委員長に直接勧誘されて、千早くんは、「蓮先輩が居るから入りました!」と、言っていた。  そんな簡単に入れる様な委員会じゃないんだけど――委員長が許可したのなら、問題ないだろう。 「せんぱい! 良いですよね?」 「・・・・・・あ、うん。良いよ」 「よっしゃー!」  急に話し掛けられて、反射的に頷いてしまった。  全然良くないけど、なんか良い事になったので千早くんと現場に向かう。 「千早くん、新入生なのに授業を受けなくても大丈夫なのかい?」 「はい?」  執行役員はあくまで指揮を執るだけで、直接事件に手を出すことはあまりない。  千早くんが来てくれるのはありがたいけど――勉強が遅れてしまったら大変だ。
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