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あなたのそのキレイなブラウンの瞳が好き。
それが優しく輝く瞬間も。
あなたの困ったようなかわいい笑顔が好き。
それと一緒に赤らむ頬も。
どこまでも一途なところが好き。
自分の思いにとっても正直だわ。
誰にでも優しいあなたが好き。
そうしてみんなに愛されるなんて、ステキなことよ。
とっても器用なあなた。
今までわたしに送ってくれた花束は、あなたが自分で包んだものだって知ってるわ。
お願い。どうか、それをわたしに向けないで。
どうしてあなたはわたしに恋をしたのよ。
ねぇ、だってわたし、愛されたことなんて今までなかったのよ。
愛される、なんて、知らないのよ。
どうしてあなたはわたしに恋をしたのよ。
怖いわ。
そんな暖かくて、胸がギュッとなるどうしようもないものなんて。
どうして、あなたは。
愛するのは、わたしだけでいいの。
わたしは、勝手に遠くからあなたに恋をしているから。
あなたは、わたしになんにも思わないで。
ああ、腹が立つ。
「──わたしは、わたしを愛さないあなたを愛しているのよ。」
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