逆愛Ⅲ《洸弍side》

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俺は大空の肩に手をついて息を切らした。 大空は口から俺の精液を手に出してみせた。 「感じてない人がこんなにザーメン出します?」 マジでこいつ腹立つ。 俺は大空の髪の毛を掴んで引っ張った。 「痛っ…」 「調子乗るのもいい加減にしろよてめぇ」 ふざけやがって。 昔みたいに殴ってやろうかな。 そう考えていると、大空は立ち上がって、俺をドアに押し付けた。 俺はドアに手をついて振り返って大空を見た。 「何すっ…!」 大空は精液を出した手を馴染ませて、俺の秘部に指を挿入した。 「アッ…!」 徐々に指を増やして、3本すんなり出し入れ出来るぐらいに解れた。 そして大空はズボンを下げて硬くなった自分のモノを俺の秘部に押しあてた。 そのまま俺の腰を掴んで、奥まで挿入した。 「アアッ!ん…」 「やば…気持ち良すぎ」 久しぶりに抱かれたから、いつもより気持ち良い。 大空は立ちバックの状態で腰を動かした。 後ろから俺の耳を舐めながら突いてくる。 そう、こうやって俺のイイ所を知り尽くしてるのも大空だけ。 「誠と俺のどっちがいい?」 「は、…う、るせぇ!ンッ!アアッ!」 うるせぇよ。 お前は俺よりも帝真が大切なくせに。 俺に嘘までついて―… 大空は俺の片足を持ち上げて、奥まで届くように速度を上げて腰を動かした。 「奥、…アアッ!もっと、ぉ!ンッ!」 思考が混乱しているのか。 不安や切なさ、そして抱かれてることの喜びが混ざって感情がおかしくなっている。 帝真との恋が実ったら、俺はもういらないのかと思うと不安になった。 お前が好きだから、嘘つかれたことが切なかった。 大空に抱かれてるこの状況が嬉しくてたまらない。 もう、どれが俺なのか分からないよ。 分かりたくもない。 「気持ち良い?」 大空は耳を舐めながら問いかけた。 「ンッ!イイッ…アッ、は…イイッ!もっと」 そう喘ぐ度に大空の速度は増していく。 分かっているのは、俺はやっぱり大空が好きだってこと。 今だけは俺はお前のものだよ。 だから今だけはお前は俺のものでいさせて。 現実に戻るまでは夢でもいいからこのままでいたい。 「は…ぁ、イク…イクッ!」 そう言うと、大空は腰を動かしながら俺のモノを扱いた。 「や、アッ!ん…アアッ!イクッ!イク―ッ!」 そして俺は大空の手に精液を出して、大空は俺の中に出した。
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