逆愛Ⅳ《槞唯side》

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「去年と比べて、販促費は削れていますか?」 「5月はそんなに出費のない月なんで、同じぐらいですかね」 こうして隣で洸弍くんの顔を見ると、ますます愁弥さんに似ている。 話し方も、頭のキレる所も全て。 損益計算書を見ながら、今後のアドバイスをすると1時間が経過していた。 コーヒーは全て飲み干している。 洸弍くんの顔が少し火照っていることを確認した。 さぁ、時間だ。 自分の中のもう一人の自分が動き始めた―… 私は自分のネクタイをほどいて、椅子の背もたれに洸弍くんの両手を回し、素早く縛り付けた。 一瞬の出来事に洸弍くんは何が起きたか分かっていない様子だった。 「え?何す…」 私は洸弍くんの耳を舐めながら囁いた。 「昨日、嵐の部屋から喘ぎ声が洩れていました。あれ、洸弍くんですよね?」 「なっ!ん…は、」 どうやら耳が弱いようだ。 しかし、足をバタつかせて微力ながら抵抗をしてくる。 可愛らしい、無駄だというのに。 私は洸弍くんのネクタイをほどいて、片方の足を椅子の足に縛り付けた。 自由がきくのは左足のみとなった。 背後に回り、耳を攻めながら洸弍くんのワイシャツのボタンをひとつひとつ外していった。 「ん…は、やっ…」 見ると、既に洸弍くんの股間は腫れ上がっていた。 少し苛めたい衝動に駆られた私は、洸弍くんのベルトを外してズボンを下げた。 「!や、めっ…ん!」 すると、硬くなった洸弍くんのモノが現れた。 先端からは透明な液体が溢れている。 私は背後から首筋に吸い付きながら、両手で洸弍くんの乳首を弄った。 弾いたり、指でつまんだりして。 「アアッ!ん…や、あっ、は!アッ」 少し苛めるだけのはずだったのに… 乳首だけでこんなに感じるなんて。 まるで愁弥さんを犯している衝動に駆られた。 「乳首だけでイケますよね?」 「や、あっ!ん…アァッ!あ、は…アァッ!や、だぁ」 縛られてる手と足に力が入っている。 私は耳を舐めたり、首筋に吸い付いたりしながら乳首を攻め続けた。 「や、あ…アァッ!アッ!アッ、ん!アァッ、イ、く…イク!イクゥ…!アァッ――!」 そして洸弍くんは絶頂に達し、床には精液が溢れた。
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