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夕日と雲
夕闇を包むほどの深いため息吐き出して
結露を産むほどの冷たい感情を吐き出す
氷点下摂氏100℃の冷たい世間
凍て着く心臓は温い息吐き出して
心ない言葉ナイフが静脈刺して戻れない
傾く夕日じゃ溶けない愚痴を
最終電車のホームに吐いた
安らぎの月は静かに消えて
暗澹の朝日、日陰を作る
駅前路上で叫ぶ
『頑張れ』ばっかの応援歌
無責任な言葉に当たる場所もなく苛立だってる
行き止まった人生を線路に投げ捨てて
鳴り止んだ心臓を雲の声で響かせて
逝きたいの?生きたいの?
行き先がわからないよ…教えて?
傾く夕日は今日も溶けてく
見えない見たくない僕らの真理
そよ風で消えた小さい蝋燭
次に灯る火は君じゃないのかい?
傾く夕日は今日も溶けてく
見知らぬ顔して雲は流れる
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