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小説12
今日で引っ越ししてから、3夜目である。
昨日は何も起こらなかった。ある一つを除いてはであるが、
今夜も何もなければ良いが。まあ無いであろうと、高を括っていたのだ。
眠りに落ちた後、どれくらいたったであろうか。
私は、締めつけられ強い寒気におそわれたのだ。
この前の感覚ではなく、今まで経験のした事のない、感覚だ。
恐る恐る目を開けると、ひとりの女性と目が合った。
夜這いか!と一瞬思ったが、逆である。
普通は男が
女にするものであると辞書に書いてあったのを思い出した。
すると、女が言い出した。
「おまえは何故、私の部屋に入ってきたのか、呪ってやる。」
と言うのだ。
女の人に抱かれたのは久しぶりだった私は、その様な言葉は、
気に留めなかった。むしろ、嬉しい😂
私は言った。「美人ですね。色は白いし、鼻筋も通って、目は二重だし
言う事ないです。」「お名前は何て言うのですか」と聞いてみた。
すると、幽霊は恥ずかしいそうに言った。
「私の名前は、カルメンです。勿論あだ名に決まってます」と
私はおまえはピンクレディーかと心でツッコミを入れていた。
続く。
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