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小説14
玲子は言った。「強い怨みを持って死ぬと、美人は幽霊となり、
ブチャイクな女はお化けとなる」
そんなバカな事は無いだろうと、思ったが、
そういえば、水木しげるの妖怪に綺麗な人は居ない事に気がついた。
更に私は玲子に質問した。芸能リーポーターの様にしつこく質問を浴びせた。
分かった事は、このような事だった。
玲子は、好きな男に騙されたと言う事だった。 その男の名前はヒロタコウキ 漢字は分からないが、私もこの様に読める。
その男に玲子は恋をした。その男はホストで玲子に散々貢がせ、最後は、風俗店で働かせて、無残に捨てた。玲子は騙されている事も知らず、健気に貢いだ。涙無しでは聞けない事であった
私は玲子の言葉を聞いてその、ヒロタコウキに殺意すら覚えた。しかし、その様な事をしては、恵味の復讐は果たせない。
私は、玲子に一体何がしたいのか?を聴いた。
玲子は、ヒロタコウキに対しての怨みよりも、コウキを奪ったコウキの恋人を恨んでいるというのである。その恋人は 「どこの誰だか知らないけれど、誰もがみんな知っている。」と歌の文句のような言葉を呟いた。 一体誰なんだ。! 時間がどれくらいだったのか、知らぬ間に、私は眠りに落ちていた。
朝、目が覚めて見ると、玲子は居なかった。ただ、布団が濡れていた。おねしょに強い布団なので、大事にはならないが、何故?
私のパンパースは、今日も使える事を確認した。
もしかして、濡らしたのは、、、、。そんな馬鹿な。
続く
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