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小説15 ♪ 昨夜の事は、もう聞かないで とは歌の歌詞にあったが、そう言う訳にもいかない。 あれは、夢でも幻でも無い、事実である。そうでなけば、あの布団の水はなんだ! 今夜も玲子、出てくれるだろうか。私は、期待と希望を持って会社に出かけ、適当に仕事を済ませて家路に着くと、夜中でも無いのに玲子が待っていてくれた。そして、玲子が言うには、「あなたの事を聞かせて欲しい」と、すがる様に言うのである。 そして、玲子は、「私はこの何日間じーーと観ていた。あなたを振った女性の事を、聴かせて欲しい」と言って私の目の前から消えて行ったのだ。 私の脳裏に♪ あの人は行って行ってしまった と浮かんだ。 でも、玲子は戻ってくるはずだ。そして私は、昨日のパンパースを装着しベッドに入った。 続く
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