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小説6 紹介が遅れたが、私の名前は 広田広気 読み方はヒロタヒロキで、まるで、ドラマもんに出てくる 野比のび太である。オヤジが広い気持ちでいられる事を願ってつけたらしい。 私が、この訳あり物件を借りたのは、ちゃんとした、理由がある。 自慢ではないが、私は、人に迷惑かけるのは嫌いな人間だ。 前にも言ったが、私は失恋した。しかもその理由が、イケメンで無いと言う理由だ。自慢では無いが、私は、向井理に似てると言われた事もある。 そして、二十五歳の青年だ。それを「イケメンでは無い」と言われたのだ。 酷い。恨んでやる。呪ってやる、の気持ちが私に芽生えたのだ。 そうだ自殺して、彼女にショックを与えよう。そして、幽霊となって取り憑いてやろう。 その様に考えたのだ。ただ、何も無い物件で自殺しては、 迷惑が掛かる。最初から、自己物件ならば、家主に迷惑も掛からないだろうと 此のアパートを選んだのだ。まあ、1番の理由は家賃が格安だからでも有るが。 続く
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