25時のシンデレラ

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「いよいよ告白の時間が訪れました! (まこと)さん、心は決まりましたか?」 「はい」  最終日、告白の時を迎えようとしていた。女性達はとっておきの衣装に着替えその時を待つ。タキシード姿の誠はガラスの靴を手にしていた。 「なんと! ガラスの靴です! 番組史上初のプロポーズです!」  皆息を飲んだ。誠は一歩、また一歩と歩を進める。素通りされた女性は悔しさをにじませた。  誠が近付いて来る。心臓が痛いほど暴れている。真琴はきつく目を瞑った。 「僕と結婚してください」  誠はガラスの靴を捧げた。  紀香にーー。
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