憂い(140字の小説)

1/1

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ

憂い(140字の小説)

僕は、憂鬱である。僕だけ外には出られない。他の奴らは、外に出て存分に謳歌しているのに、僕が外に出ると失笑される。 僕はいつも、穴に篭って埃の侵入を防いでいる。 僕は、大事な役割をしているのだ。 穴ばかりに居たくない 僕も外に出たいのだ 思い切って飛び出した! 「やだ〜おじさん。鼻毛出てる〜」
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加