音のない世界へ

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音のない世界へ

「ラウドロックと静けさの親和性について」 トレンド #ジャンル未設定・順位なし ジャンル オンガク小説。 📖2min あてはまる設定ジャンルがなかったので、未設定にしましたが、コンテストに応募したからかな、フォロワーさんとは別に読みに来てくれている人が複数います。 うれしいです。 ありがとうございます。 僕は22歳でロックに目覚め、29歳になるまでプロのロックボーカリストを目指していました。 24歳になる月に上京して、フリーターしながら、オンガク優先の生活をしていました。 感性だけではすぐに才能が枯渇するという危機感があったので、最初はオンガク学校なるものに通っていました。 が、入ってから知ったのは、その学校はジャズ系メインでした。 だからか、精一杯の声と気合、情熱をアツくぶつけようとしたらレッスンの先生に注意されました。笑 スマートで優しいリズミカルな歌い方、もしくはソウルっぽい歌い方を求められていた気がします。 僕の歌声は否定され、意気消沈したまま2年後に中退して、バンド活動オンリーで頑張ろうとしましたが、もともとボーカル人口の多い世界。 なかなかメンバーに恵まれず、たまにフルパート揃っても、皆若かったからかな、一番テンション高いのは初回のスタジオ練習。 その後から、理由つけて練習来なくなる輩ばかりで、半年もしないうちに空中分解することを繰り返していました。 当時はロックバンドブームで、ピンで勝負できるのは女性だけの特権の時代。 それに、その土台となるバンドができても、楽器隊とやりたい曲は基本一致しないもの。 僕は当時特に、メッセージ性もある歌が歌いたかったのですが、却下されテンションだだ下がり。 一番長く続いたバンドでも、ギターはXJAPAN、LUNA SEA好き、キーボードが聞いたこともないマイナーなパンクロックバンド好きで、ベース、ドラムスは募集中のままでした。 キーボードが実家に帰るというのでバンドは解散。ギターの彼には「これからはオレにとらわれず、好きなオンガクをやりなよ」と言って僕から別れを告げました。 (その後、彼はV系ロックバンドに加入し、ライブをやりまくっていました。僕は何度か観にいったことがあります。半面、僕のオンガク活動はボーカルレッスンメインとなり、その先生主催のライブハウス貸切の発表会で生バンドと共演してライブハウスデビューを果たしました。それをWill You?の彼女に報告したんですね。ここで話がつながってきます。) この辺のくだりは、後の「Song For You」に似た心境のシーンがあります。(※「Song For You」は、アップこそ後になりましたが、既に書きおえた作品です) あのスタジオで音合わせをしていた刹那の感覚を、端的に描いて話も短くまとめて終わりにしたのが、本作品です。 「音のない世界へ」 https://estar.jp/novels/26069317
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