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翌朝早く目が覚めた私は、ホテルの朝食を食べようとホテル内のレストランに来た。
矢張りホテルのベッドは寝心地が良く、寝覚めがスッキリしていた。
朝食にしては、種類も豊富にあった。勿論お約束のビュッフェスタイルで和洋食を中心に60種類もあるらしい。スープカレー、ジンギスカンも有った。流石にディナーよりは品数が減るもののモーニングとして見れば十分な充実振りに嬉しくなった。特にクリームチーズが入ったジャム入りの、ヨーグルトプチデザートが特に美味しかった。シェフパティシエが、腕を振るったと云うだけ有る。朝は余り食欲も沸かない私だけれど旅先という事も有り美味しく頂いた。充実のモーニングに大満足してホテルをチェックアウトした。(モーニングでもホテルは流石にいいお値段するわ)
お腹も満たされた私は徒歩圏内にある『時計台』に行く事にした。昨日見た時は時間外だったので中に入る事が叶わなかった。
時計台は『少年よ大志を抱け』の言葉で有名なクラーク博士が校長を務めた建物。
特徴的な建物で有り、札幌のシンボル的な象徴でもあり観光スポットのひとつ。街中にある為何時も観光客が絶えない。
入り口には、建物をバックに自撮りする観光客で賑わっていた。
(但し撮る角度に気をつけないと時計台のバックに新しく出来た高層ビルが映り込み風情が台無しになるので注意)
中に入るには入場料が必要で今はオフィス街に囲まれてるこの建物が建てられた当時は未だ周囲に建物は少なかった筈。明治39年に解体する事なく現在の場所まで曳いて移動しているのだが。
今は時計台だが出来た当時は『旧札幌農学校演武場』が正式名称であった。元々は演武場であった。時計台建物外壁にきちんと『演武場』と日本語で確かに書いてあるのだ。クラーク博士の発案に寄って、1878年(明治11年)に建築され1903年に『演武場』から現在の『時計台』に名称を変えたのだった。
此処で学んだ生徒が卒業して、優秀な人材となり多方面で活躍して日本の発展に大いに尽力された事は間違いない
(二期生の卒業生にあの新渡戸稲造氏が居る)
流石に明治始めの建物で有り、何度も屋根を補修されたり、外壁も塗り替えたりされたのだろうが伺える。窓硝子も古い硝子がそのまま使われており、その硝子から外の景色を見ると歪んで見えるのも当時見えていた物と同じで敢えて趣きがあると云う物。窓枠も近くで見るとペンキで何度も塗られた後が触るとボロボロ剥がれそうになっていて、長い歴史を感じずにはいられなかった。
明治時代の貴重な重要文化財になっている為、安易に補修出来ない理由も有るのだろう。
一階は、当時の貴重な資料が展示されており、
現在までの補修の過程などが現物と併せて詳細に説明されていた。
コーナーの狭いスペースには、小さな土産ものコーナーが常設されていて、時計台建物のスケッチが描かれてるポストカードやキーホルダー、農場クッキー等のお土産物が飾られていた。
二階に上がると、時計が分解されて、構造部分のパーツが展示されてて、時計の仕組みや時を刻む仕掛けが分かりやすく説明されていた。
文章だけの説明だけに止まらずビデオ映像でも観られるようになっていた。
一段と高くなっている舞台では『クラーク博士』の人形と三人掛けのベンチで記念撮影も撮れる様になっており見学者の殆どは自撮りをしていた。
(一人でも撮れるようにとスマホを置く台も予め設置されていた)
お昼の時間になったので、札幌市内にも幾つか支店があり、いつも人気上位のラーメン屋に行く。札幌に来てラーメンを食べないのはどうなんだという事で。カウンター席しかない小さめという事もあり、小一時間は並んだかも。
かなり大きめのラーメン丼で、見た目だけでも美味しそうで、味も文句無く美味しかった。
また食べたいと思う位、値段は千円だったかな。
味噌・醤油,塩で、其々あっさりタイプかこってりタイプか選択出来るのが嬉しかった。表だけでは無く、中に入ってもまた椅子に座りながら待つのだ。美味しい物を食べるのは、我慢が大事だと思う。
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