1話 ダークサイドの少年

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***絵日記の中身*** 8月4日。 今日はとっても暑い日だった。 公園の木にかいりょうしたさとう水をぬっていると、ぼくの後ろにだれかがやってきた。 ふり返ると、そこには薄汚れた白い服を着た少年がはだしで立っていた。 しかも少年の顔はなぜか、ぼくの顔そっくりだった。 こわかった。裏原くんが言っていたホームレス少年なのはわかったけど。 なんだかとてもこわくなって、ぼくはすぐにその場からにげた。 ************
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