狂愛《愁弥side》

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「ルイっ、や…」 ルイは抵抗する俺の唇を奪った。 息継ぎも出来ないくらいに舌を絡めて、唾液を送り込んで。 まるで綾のように強引なキス。 「はっ…ル、イ…」 嫌なことを忘れさせてくれる? いくら良い後輩だからって、そこまでしなくていい。 するとルイは近くにあった制服のネクタイで俺の両手を纏めた。 「愁弥さんの悲しい顔なんて見たくないんです」 ルイの必死な表情に一瞬抵抗を忘れた。 そして服を捲り上げて、唇を俺の乳首へと移動させた。 最近綾に抱かれていないから懐かしい感覚だった。 ビクッと背中が跳ね上がる。 ルイは乳首を舌で舐めたり吸い付いたりを繰り返した。 「はぁ、ん!…ル、イ!や、んっ、あぁっ」 嫌がりながらも感じてしまう。 そしてルイは俺のズボンを下げると、硬くなった俺のモノが現れた。 「ルイ!やめ…アッ!」 先端を指で弄れば、液体が徐々に溢れてくる。 そしてルイは俺のモノを口に含んだ。 「やめ、アッ、アァッ!ん…はぁ」 口を上下に動かして、舌を這わせて裏スジを責める。 モノを扱きながら乳首を舐めたり、その速度を極端に変えたりして。 ルイの唾液が俺の秘部に垂れる。 そしてルイは俺の秘部に指を挿入して、徐々にその指を増やした。 グチュグチュという音が響き渡る。 「アァッ!ん、はぁ、ルイ!やっ、アァッ」 左手で俺のモノを扱きくわえながら、指で秘部を責めて。 綾との責め方の違いに、余計と感じてしまう自分がいた。 「は、あっ…イ、ク!ん、アァッ!イク…―」 そして俺はルイの口の中に精液を出した。 「いきますよ」 気が付くとルイは俺の中に自分のモノを挿入した。 「ルイ!や、めっ!アッ、ん!やめろ!アァッ」 綾以外の男に抱かれるなんて。 綾のことは昔から好きだった。 大切な存在だった。 だから体の関係でも嬉しかったんだ。 でも綾が俺に本気になるわけないって分かっているから、 だからもうすぐこの関係を辞めるときが来るだろう。 もうお前に俺は見えてないだろう? 「ふ、ぁ!りょ…うっ!綾!アァッ!綾、綾っ!」 気が付くと綾の名前ばかり叫んでいた。 求めれば求めるほどに、苦しさが増す。 もうすぐ綾は俺から離れてしまう。 『特別』じゃなくなる。 「は、イク…―ッ」 そしてルイは俺を抱きしめながら俺の中で果てた。
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