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小説パート2(15) お父さんが以前、東京に出帳した時買ってきたチョコレートが僕の口に合わなかったので、今度は子供向けの高級なチョコレートを買って来てくれた。 僕と妹の分を買ってきた。 プラッチック製の樽に入ったチョコで一つ食べた時の美味しいさと言いたら、今まで食べた事の無いチョコだった。 僕は一つだけ食べて、冷蔵庫に入れて置いた。 妹は一度に全部食べてしまった。 僕が食べる時に、僕に「ちょうだい」と言うつもりらしが このチョコだけは絶対にやらない。妹はよくその手を使う。次の日、僕が学校から帰って冷蔵庫を開けて見ると、 僕のチョコレートが無い。「♬僕の大事なチョコレートとパパからもらったチョコレートとっても大事にしてたのに どこに行ったか分からない どうしょう、どうしよう」 と心の中で替え歌を歌っていた。こんな歌、歌っている場合では無い。何処にあるのかを、母に聞いたら、母は 「リリ子が食べたで」と平然と僕に言った。 僕の怒りは天を貫いた。食べ物の恨みは怖い。 すぐさま、妹のところに行き、問い詰めた。妹が 言うには「お母さんが食べても良いと言ったし、お母さんも一緒に食べた」 私は全身の力が抜け、泣いた。男泣に泣いた。えーーん🤨と言って泣いた。 だが、後年この様な事が母妹にされるのだが、 この事件は、一つの予兆だったのかも知れない。 この時は気付くはずも無い。 言い遅れたが妹の名は、所轄リリ子である。
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