僕は何処にでもいる普通の高校生

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僕は何処にでもいる普通の高校生

僕は、何処にでもいる、 普通の高校2年生。 勉強も、部活もたいして やる気も無く… ただ毎日を、友達とバカ話しをしながら、普通に楽しく、、、 そして退屈な日々を過ごしていた。 あの日、君を見つける迄は。 7月の、あの日…学校の帰り道 公園の草むらで、汗をかき 顔を真っ赤にしながら 何かを探している、女の子がいた。 「 何か落とし物でもしたか?」 「 この暑いのに、大変だな」と、 思いながら通り過ぎようとした時、 「 あっ!あったぁー!」と言う 声に驚いて、振り返った。 君は満面の笑みで、手には四葉のクローバーを持っていた。 たかが四葉のクローバーで そこまで喜ぶか? 小学生じゃあるまいしと… 気にもせず家に帰ったが、 あの時の笑顔が… 汗まみれの真っ赤な満面の笑みが 頭から……離れない。
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