はじまり

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「いやっ」 「嫌じゃないだろ?がお前さんには良いんじゃないか」 街の片隅にあるホテルの一室。 部屋の中で1組の男女が絡み合っているが、奇妙な音が聞こえてくる。 パシン、パシン ペチペチ、ペチペチ 何かを叩く様な音が、部屋の中で響き渡っているのだ。 「そ、そんな事…ああ」 「ケツが真っ赤になるぐらい叩かれて、乱れまくってるぜ?」 「ち、違います!痛いからです」 女は男に後ろから突き抜かれながら、緩急のリズムと同様に尻を叩かれている。 「私を、叩いてくれませんか?」 女からそう頼まれて彼は戸惑ってしまったが、彼女は明らかに感じている。 「痛い痛いって言いながら、そんなに感じている。 アンタ、マゾだろ」 男はワザと尋ねてみるが、恥ずかしいのか女は答えようとはしない。 「分かった分かった、俺もそろそろ限界なんだ。 ほらほらアンタもイケよ」 「ひいっ!」 尻を叩く速度が早くなった。 そして、突くリズムと同時に ピシッ パシン と音が大きくなっていく… 「あ〜っ、駄目、駄目、嫌‼️」 女は髪を振り乱し、絶頂に達した。 気を失ったらしい女にそっとブランケットをかけて、男は手早く着替える。 【面白い体験をさせて貰った。 また、アンタと会えるかな?⠀】
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