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病院に行った。
カウンセリングを受け、数時間後に診察を受けた。
やはり診断結果は、『強迫性障害』だった。
だが、自分はこの病気なんだと受け入れ、少し前を向くことが出来た。
治療方法は薬を飲んで、足りていない脳への栄養を補給するという単純な形だ。脳へ栄養を補給することで、いつもの不安を和らげる効果があるらしい。
全く不安がなくなるということではなく、「和らげて我慢することが大事」と言っていた。
結局我慢して治すしかないのだ。
でも、治すしかない。
もちろん、沢山この病気で失ったことはある。
正直、もっと早く家族に話してれば、病院に行っていたら、、、
もっと彼女とうまく暮らすことが出来たかもしれない。
と後悔することがある。
だが、過去に囚われるのではなく、私にいま残されたものを大切にしようと思った。
同じ悲劇を起こさないためにも、支えてくれた家族のためにも。
もうあんなつらい思いはしたくないから。
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