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「何、今さら、驚いてんだよ。てめえが、誕生日プレゼントはパンダのポンポンが欲しいって言ったじゃねえか!」
「に、兄ちゃん、それは、冗談に決まってるじゃないか!」
「冗談?! オレにいまだかつて、冗談が通じたことがあるか?」
そうだ、兄の太郎に冗談は通じない。
それは、分っていた。
しかし、本物のパンダを盗んで来るなんて、思いもしなかったのだ!
「に、兄ちゃん、大変なことになってるんじゃないの?! 子パンダのポンポンと言えば、日本中のアイドルだよ! それを盗むなんて、一体どうやったの?!」
「ああん? 動物園ごと、爆弾で吹っ飛ばした」
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