パンダ強奪!

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「う、うそだろ?! 兄ちゃん?!」 青ざめた僕に、兄ちゃんは平然と言った。 「まあ、けが人は出してないから、大丈夫だぜ」 「そ、そういう問題じゃないんだよ……」 僕は、震える声で言った。 ど、どうしよう……。 パンダを強奪したなんて、前代未聞だ。 警察にも捕まってしまう。 僕は、そんな僕の心配を知らずに、ころころと転がって遊んでいるパンダのポンポンを見た。
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