パンダ強奪!
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そう言うと、兄ちゃんは、そっぽを向いた。 「兄ちゃん……」 僕は今度は、嬉しくて、涙が出た。 僕らは、兄弟二人で生きて来た。 兄ちゃんは、いわゆる不良だ。 しかし、僕にとっては、大切なたった一人の兄弟だ。 「ありがとう……」 僕が、そう告げると、兄ちゃんは、照れくさそうに、一言だけ言った。 「ああ」 パンダ強奪!ーおわりー
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