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木曜の午後2時。大学構内。
突然の休講で、暇になった私とランバは、カフェテリアでお茶をすることにした。
「私、夜の仕事することにしたんだー」
温かいお茶と陽だまりのせいで、ぽやぽやしていた私は、初め夢かと思った。
いや、空耳かな。
もやんとした目で正面を見ると、ランバの話は続いていた。
◉同棲中の彼ミトウさんの借金が発覚して、ケンカになった。
◉でも、仲直りして一緒に払うことにした。
そんな内容だった。
”ミトウさん・借金・一緒に払う
で
夜の仕事…???“
「何の借金なの?いっぱいあるの?ミトウさんに頼まれたの?」
なかなか状況が脳に染みてこないまま、思いつくままに質問してみると、
「よく分からないけどー浮気じゃないってー
少し頑張れば返せそうって言うから、一緒にやることにしたのー私が決めたんだよー」
ランバは、なんとも言えない可愛い笑顔で答えてくれた。
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