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永い夜が明けて・・・・
これまで一度も目にしたことのないあいつの顔、燃えるような熱いまなざしで見つめられて体の芯が熱くなる。
縺れるように寝室へ行ってあいつの身体をベッドに倒す、着ていたものをはぎ取るように脱がすと貪るようにキスをした。
激しく舌を吸って何度も角度を変えて激しいキスを繰り返す、唇から首へそこもまた強く吸って赤い跡を残す、そして噛みつく。
強く首から肩へそして脇腹へ優しくなんてしてられない、強い衝動に任せて激しく噛みつく、あいつの痛がる様と悶える姿を見るだけでなんとも言えない快感が走る、手も足も俺の物だと感じたくて痛がるあいつを容赦なく蹂躙する、これまでに感じたことのないSな感情・・・・・ずっとこうしたかった、夢の中で俺はお前を犯していたのだと気づいてほしかった。
まさぐる手を胸に置いて小さな乳首を摘まむ、腰をよじるお前を見逃さない・・・・・乳首を口に含んで舌で舐めまわす、お前の顔が歪んだ・・・・・綺麗なお前がこんな表情をする、それが嬉しくて乳首の横を強く噛む、痛がるお前の顔が愛おしい。
もっと激しい刺激が欲しくてズボンと下着をずらす・・・・猛ったお前の物が俺の頬を叩くように飛び出した。
大きく膨れ上がったそれを手で掴み、先端から溢れ出る透明な液を指に着けて弄る・・・・ゆっくりと唇を先端に触れて刺激する・・・・・ねだるように腰を上げるお前を無視して先端を口に咥える、少しづつ少しづつ上下に動かすとたまらないくなったお前は奥に押し込むように腰を動かす。
喉の奥へ銜え込むように刺激しながら舌を動かす、俺の頭に置いた手に力がこもる。
口いっぱいに銜え込んだお前の物が喉の奥深くを突く・・・・・えづく俺に容赦なく突き上げたお前は一瞬動きを止めて熱い液体を喉の奥へと放出した。
口を開けると放たれた液体が口から溢れ出る・・・・・
あいつの喉の奥へ精を放った俺はあいつの身体を抱えて反転させると、口から白い液体を吐き出すお前にキスをした、俺の物を銜え込んだその口に激しい愛着が湧く、身体の上にまたぐように乗って唇から肩へと唇を這わす・・・・・擁立したそれを口に咥えて上下に扱く、愛しいお前の物から溢れだす白い液体・・・・・指に絡ませてお前の孔へ塗り付ける・・・・・その場所へ自分の物を押し当てるとそのまま中へと押し込む、これまでとは違う充実感に身体が震える。
好きだった、ずっとこうしてお前の中に入りたかった、奥へ侵入するたびにお前が身を固くする。
息を吐いて俺の侵入を受け入れるように力を抜いていく柊吾・・・・・・奥へ進むにつれてきつく俺を締め上げる、それでも容赦なく奥へ進む・・・・・・お前が腰を上げて俺を受け入れる。
お前の顔に苦渋と快楽の表情を見る・・・・・・俺と一緒になって頂点へと向かうお前。
何度も腰を振りお前の気持ちのいい所を探して打ち付ける・・・・・・何度も何度も挿出を繰り返し、絶頂へと向かう・・・・・・そして息を止めて最後の瞬間を迎えたお前と俺は全てを放出して果てた。
お前の上に重なるように倒れこむ・・・・・・気を失ったお前が目を閉じた。
閉じた目に明るさを感じて隣にいるはずの相手を探す、手を延ばしてもそこには誰もいない。
目開けて身を起こす、シーツも枕も昨日の名残は何もなく綺麗に整えられていた。
裸のはずなのに下着もズボンもTシャツもきちんと着ていた、ゆうべの事がまるで夢だったかのように綺麗な身体・・・・・・それでもこの場所は確かに吏の寝室。
ベッドを出てリビングへ行っても誰もいない、あいつはどこへ行ったのか俺を置いて・・・・・居なくなった。
取り残された不安に胸が騒めく・・・・・ゆうべ確かにあいつに抱かれたはずなのに、なにもかも嘘だったかのように何も残されていない。
吏・・・・・何処へ行った?俺を置いて行くな・・・・・・不安で胸が張り裂けそうになる。
ソファーに座って膝を抱える・・・・・・一体どうなんたのか、不安でたまらない。
一人取り残された心細さで涙が溢れる・・・・・・何処へ行った?
・・・・吏
玄関の開く音がする・・・・・・ドアを見つめる俺の前にお前が立った。
「吏・・・・・どこ行ってたんだ」
「起きたのか?パン買ってきた」
「パン?」
「朝ごはん食べるだろ?」
「お前パン買いに行ってたのか?・・・・・・何時間かかってんだよ。消えたのかって思ったじゃねーか」
「消えるわけないじゃん・・・・・・どうした?」
「だって・・・・・起きたらいないから・・・・・俺・・・・・・心配になって・・・・」
「お前ぐっすり寝てたから・・・・・心配した?」
「夕べのも夢だったのかと思った・・・・・俺お前に抱かれた・・・・よな」
「あぁー抱いた」
「吏・・・・・良かった?」
「うん、お前最高だった・・・・」
「俺も・・・・・」
「朝ごはん食べよ」
「うん」
2人で向き合って食べる朝食・・・・・パンとコーヒーとあいつの作ったサラダと目玉焼き・・・・・さっきの不安が嘘のように消えていた。
ずっと好きだった吏がそこに居て一緒に食べる朝ご飯・・・・・
おそろいのブレスレット・・・・・・何年も外せなかったブレスレットが空白の時間をつないでいた。
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