君は幽霊を信じますか??

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君は幽霊を信じますか??

VtuberのFree Chatというものをご存知だろうか? 数年後の配信待機所を立てておくことで、コメント欄を一種の掲示板のようにした場所だ。 特にVtuberでは盛んな文化でTwitterのようにめんどくさい輩に絡まれることもなく、本人が見ている可能性が高いため2chのように治安が悪くなることもない。そのVについて語り合える交流の場となっている。 だがあくまでもコメント欄なのでlogが残らない。あまり仕様を理解していないのだが流れが早いFree Chatであれば数分で、遅くても数週間で影も形も残らない。 さてこんな話を終わった後にしだしたのは当然理由がある。 YMのFree Chatがまだ生きているのだ。 言葉が書き残せる場があるというのは存外悪くない。実質ここと同じだし。あくまでコメント欄である以上、このエッセイみたく長ったらしい自分語りなどしないが。 半月に一回くらいか、気が向いた時に覗いて近況やら他愛もない季節の話、どうでも良い世話話を呟く独り言の場所。今やゾンビに犯されてしまったTwitterの在りし時を思い起こさせる。 で思ったのだ、お墓参りそのものだ、と。 小さい頃思ったものだ。親に連れられて見たこともない親戚のお墓に水をかけるお盆休み。 親に習って手を合わせるが言葉も思い浮かばず、神社みたく適当な願い事をしてたっけ。 成人を迎えて身の回りの人でも亡くなった人は少なくない。当然、お墓に行くことも。 だが親の真似をして行うそれらの行動と違い、Free Chatへの言葉は別に誰かに言われたわけでも倣ったわけでもない。 心に従ったら産まれた文化の一端だ。 その石に魂が宿っているかなんて関係ない。 漫画みたく幽霊が見てくれてるなんて思ってない。 終わってしまった生を前にして過去を振り返りつつも自分勝手に納得できる場所。 宗教的には様々な意味があろうが、大抵の宗教でお墓という概念があるのは必然なのだなと思う。 以上、Free Chatはいい場所だなという話。 ちなみにちなみに余談も余談。ただの都市伝説の与太話だと思ってくれ。 件のFree Chat、いつも視聴者数が1になっている。そりゃ見てる僕自身、ではなく更新すると2になるあたり違いそうだ。 もちろん偶然かもしれない。 だがどの時間でも付いている数字の1が気にならないわけがない。 …………。君は幽霊を信じますか??
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