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画家
ルグス
「おっと…クククッ
ただの独り言だから、気にしないでくれ。」
私はそっと頷いた…
私
宮那岐 マディナ
(みやなぎ)
「えと…は、はい…」
それからスケッチを完成させた、ルグスさまは
黒の丸イスから立ち上がって
私も、紫のフカフカ丸イスから立ち上がると
イスが煙のように両方とも消えた!
魔王
アデル・サタナウス
「さて、帰ろうか…世界の果てに…」
横向きに抱き上げられた瞬間
全身が黒い霧に包まれて
視界が真っ暗になったと思ったら
目を開けた時には、割れた大地に囲まれた
アデルさまの城門前に
本来の姿の彼と一緒に立っていた。
私
宮那岐 マディナ
(みやなぎ)
「わあ!もう、帰ってきたんですね!」
瞬間移動って便利だなあ!
現実でも使えるようになれば良いけど…
さすがに無理か、私は苦笑していた。
魔王
アデル・サタナウス
「さあ、中に入ろう。」
私は頷いて、アデルさまと一緒に、お城に入る。
私
宮那岐 マディナ
(みやなぎ)
「そう言えば、アデルさまは
いつも…なにを食べておられるのでしょうか?
キッチンが、ありませんけど…」
アデルさまは腕を組んで微笑んだ!
魔王
アデル・サタナウス
「まあ、魚や鶏、果物、それと野菜だな。
調理する必要などない…
丸焼きにすれば大抵食える。」
ま、まあそうだけど…
でも…さすが魔王さまね、ワイルドだわ!
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