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~memory No.1 人類の希望~
ー20XX年ー
地球は侵略により、滅んでしまった。
かつて人々が住んでいた土地は、焼き付くされ、何も残っていない。
人間は、食料が足りず餓死していく者が多かった。
侵略したのは、誰か。
それは… AIだった。
もはや、AIを作ったのは人間。
「自業自得だと思う話だが、我々妖怪にも被害が出ているんだ」
「我々って…まぁ、2人しか残ってないけどね」
白髪の少年は、風車を回しながら歩いた。
「それをどうにかするっていうのが、僕達の仕事いや、任務だよ?」
「分かってるけどさぁ…2人だけなんて寂しいじゃん」
風車を止めてポケットにしまいながら、文句を言った。
「うーん…そうは言っても人間なんて、残ってないし…」
緑髪の少年は、地面に写っている自分の影を踏みながら言った。
「あ、人間のサンプルなら残ってるんじゃない?」
白髪の少年は、足を止めてポケットから、ビンを取り出した。
「使えるかなぁ…」
「やってみる価値はありそうだけど?」
「じゃあ、行こうか」
「うん!」
2人は、早足で奥に立っている建物の中に入った。
ーここは、かつては、研究所だったらしい。
人間が建てた物だが当然電気は通ってない。
それを何とか改造して、電気を通るように直したのだ。
「えーっと、レシピは…」
白髪の少年が、本棚を漁っていた。
僕は、椅子に座って空を眺めた。
そうだ、今日の事を日記と言うものに記しておこうか。
僕は、手帳を開いてペンを握った。
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