運命の動く日

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運命の動く日

「あれはなんだろう。」 空に浮かぶ黒い丸を見つめ、通行人の1人が呟いた。しかしそれは球体では無かった。"点"だったのだ。 もっと言えば、それは穴だった。 人は穴を覗いたが、穴の向こう側からも覗かれている気がした。 「あれはなんだろう。」 その時、再び世界は繋がった。
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