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小説パート3(12) 私はエレベーターを待った。此処の階数は14階である事を知った。 何人か人が集まってきた。不審げに私を見てる。スーパーマンの格好をしているので不思議なのであろう。私は知らん顔を決め込んだ。説明する訳にもいかない。エレベーターの中に入ると、五人の人がいた。ビックリの表情だが、 質問してくる人はいなかった。気づいた事は、全て外人で中には黒人の人も居る。おそらくここはアメリカであろう。スーパーマンといえばアメリカ生まれだ。皆んなの視線を気にしながら、私は無視をした。仮装パーティに行くのですと言う表情を浮かべながら平然としていたので、誰も聞いてはこなかった。私の演技力が凄いのか、怪しまれずに無事に2階に着いた。 二階ならば、飛ぶ事に失敗しても、落ちても死ぬ事は無いと高を括って飛んでみた。 飛べた。凄い。俺はスーパーマンになった。と思っていたが、遅い。 さっきのスーパーマンみたいに、飛ぶスピードが速くない。 何故だ。不良品の服か?でも、どうすることも出来ない。 見ると、Sのマークが反対に書いてある。やっぱり不良品か。 あの無責任スーパーマンめ。何て奴だ。と思ってよくよく、服を見ると、裏表逆に着ているではアーリませんか。そう、私は慌ていた為、裏と表を間違えて着たのでした。 「何てこった。これが夢なら覚めてくれ。」と思ったが、 これは夢である。
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