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きさらぎ駅で
次々と色んな人が行方不明なっている村。それを知って村の住民たちは、他のところへ移住した。しかし、家族だけはその村を離れなかった。その理由はわからない。だが、一つはとてもなかがいいのかもしれないということだ。あと考えられると言ったら、村思いだからかもしれない。この2つは前までその二人と仲の良かった友達が村を出る前に、書き残したものに書いてあった。あとの一つは、文字が消えてわからない。
「遊ぼ!」
「いいよ」
「いつ遊ぶ?」
「今日の放課後!」
「OK」
「じゃあまた後で」
「うん、ばいばい」
「集合場所は、いつものところでいいよね!」
「うん」
「じゃあばいばい」
「ばいばい〜」
二人の名前は、空と青。ふたりともとても活発的だ。毎日のように遊びに行っている。そんな二人にはお気に入りの場所がある。それは、公園。普通の公園とは違って、遊園地気分を味わえる乗り物があるからだ。激しいものはあまりないが。コーヒーカップ、メリーゴーランド、汽車がある。あとの一つは観覧車。その観覧車は、とても高く、地上100mもあるというわれているとても大きな観覧車です。最近、空と青は、乗ろうかどうか、考えていた。
〜放課後〜
「あっ来た!」
「遅いよ空〜」
「ごめんごめん」
「とりあえずコーヒーカップのろう」
「そうしよう」
「このピンクのカップにしよう」
「いいね」
「よし回すぞ〜〜」
「目が回る〜」
「次は反対周りに!」
「せーの」
「わあ〜」
「楽しかったね」
「やっぱりコーヒーカップが一番だよ」
「そうだよね」
「今日は、観覧車乗る?」
「どうしよう?」
「乗りたいのは乗りたいんだけど、ちょっと100mは高いかな」
「たしかに高いよね」
「でも私は、一回乗ってみるよ」
「青は乗らないの?」
「空が乗るなら、、」
「じゃあ乗ろう」
〜観覧車に乗って〜
「何色の観覧車に乗る?」
「私はやっぱりピンク」
「でも私は、、、、黄色にするよ」
「ちょうどぴんぐの後ろだし」
「あっやばい!」
「急げ急げ」
「もうピンクは無理だ」
「じゃあ黄色に乗って」
「うん、そうする」
「あぶなかった〜」
「ギリギリだったよ」
「それにしても怖いなー」
「そうだよねそうだよね。ゆかガラスだもんね」
「でも、きれいだよ」
「そうだね」
「今って何時?」
「えっと〜〜〜4時30分!」
「いま冬だから、もうちょっとしたら日が沈んじゃうよ」
「私、お母さんに5時30分に帰るって言ったよ」
「あと1時間あれば大丈だと思うよ」
「そうだね」
〜30分後〜
「あれ?今どのぐらいだろう」
「えっと、、、今やっと4分の1ぐらい」
「絶対無理じゃん」
「4分の1ってことは、1周するのに、、、、」
「2時間かかる!」
「え〜〜〜!嘘でしょ。どうしよう。やばい」
「スマホ持ってる?」
「持ってるよ」
「お母さんに、「観覧車に乗ったら、4分の1で30分もかかっちゃってるから、1時間ぐらい帰るのが遅くなる」って言ったら?」
「そうだねそうしよう」
プルルルルルル、プルルルルルル、、、、、
「あれ?全然繋がらない。」
「wifiの接続はどうなの?」
「MAXだけど。」
「おかしいな」
「ところで、空はどうなの?」
「私は、5時45分ぐらいまでには、帰ってくるって言ったよ」
「スマホは?」
「持ってる」
「じゃあかけてみたら?」
プルルルルルル、プルルルルルル、、、、、
「もしもし、今、青と一緒に観覧車に乗っているんだけど、今やっと30分たって、4分の1ぐらいだから帰るのが遅くなりそう。「わかった。気をつけてね」ばいばい」
「空のは繋がったんだね」
「でもなんで青だけ繋がらないんだろう?」
「わからない」
「空のwifiは?」
「えっと、、、MAX」
「なんでだろう?」
「あっ、わかった。」
「何?」
「今から私のお母さんの伝は番号教えるからちょっとかけてみてくれない?」
「わかった」
プルルルルルル、プルルルルルル、、、、、
「もしもし、青のお母さんですか?」
「はい、そうです」
「今二人で観覧車に乗っているんですけど、結構時間がかかるので、家に帰る時間が遅くなります。1周2時間ぐらいかかるので。」
「そうなんですね。わかりました。夜は危ないので向かいに行きます。」
「ありがとうございます」
「何時頃に行けばいいですか?」
「今、約4分の1ぐらいなので、あと1時間半後ぐらいに公園に向かいに来てくれたら丁度いいと思います。」
「わかりました。」
「それと、さっき青のスマホで電話をかけたのですが、待っても繋がらない環境のようなので今私がかけています。」
「そうだったんですか。後で迎えに行きますね」
「ありがとうございます。きりますね」
「はい」
「ありがとう。空」
「大したことじゃないけど」
「夜景、すっごくきれいだし。」
「イルミネーションもあるね」
〜1時間45分後〜
「あと少し」
「あと15分だ」
「あっみて!」
「下に青のお母さんがいるよ本当だ!」
「それまでのんびりしようか」
〜5分後〜
「おーい空!」
「全然起きないな」
「まあいっか、あと少しだし。」
「えっ何?」
「あーーーーーーーーーーーー」
「ここは?」
「電車の中?」
「この駅は、わたしたちの村の駅の手前の駅だ」
「なんでここに来たんだろう?」
「でも5分ぐらいでつくか」
〜20分後〜
「あれ?20分たっても駅につかないな」
「あの先に見えるのは駅?」
「降りてみよう」
「きさらぎ駅?」
「こんな駅聞いたことない。」
「真っ暗だ。私以外誰もいない。」
「おーい」
「誰だ?」
「ここだよここ」
「あなたは誰?」
「私はこの森を管理しているものでねぇー。最近きさらぎ駅ができて、この森に来る人もたくさんいるから、警備をしているんだ。」
「そうなんですね。」
「私この森きたことないので、よくわからないので、村まで行く方法、道を教えてくれませんか?」
「ああいいとも」
「この森は険しいから、私の車に乗りなさい」
「はい。ありがとうございます。」
〜1時間後〜
「すみません」
「今どのへんまで来ましたか?」
「うるさい!話すんじゃない。」
「ごめんなさい」
「だってここは異世界だからな!」
「えーーーーーーー」
「もう戻れないぞ」
〜一方観覧車では〜
「あれ?私ねっちゃってた?」
「あっ起きた?空ちゃん。迎えに来たよ。」
「ありがとうございます。」
「とこで青はどこにいるかわかる?」
「ねっちゃってたからわかりません。」
「そうか」
「家まで送るね」
「はい。」
〜家まで送ったあと〜
「どうしよう、どうしよう。青がいない。とりあえず警察へいこう」
「すみません。うちの青が帰ってこないんです。一緒に遊んでいたもうひとりの友達はみたのですが、、」
「はい、わかりました。創作届を出しますね。その青ちゃんの特徴を教えて下さい。」
「まずは服を教えて下さい」
「長袖で、ピンクと白のチェック柄のTシャツ。黒いタイツに、赤色のミニスカート。そしてえっと、、、コートは灰色でフード付きです。くつのサイズは、22cm。黄色の傾向の靴です。」
「ふむふむ、わかりました。早速探しますので。中で創作係の方詳しくお話をお願いします。」
「わかりました」
〜その頃青は〜
「すみません。今登っているような気がするのですが。」
「ああそうだ。下に行くわけ無いだろう」
「ここで降りろ。私は、村に帰るから」
「嘘!」
「じゃあなばいばい」
それから青は見つかることなく、10年がたった。今もずっと探し続けている。あの謎の駅、きさらぎ駅は恐怖の駅だ。
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