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「何か凄い事になってるね」
と桜井遥からもメッセージが来ていた。
私はこっちのサクラに返信した。
「ごめんな…顔も映ってるし、怒られたりしなかった」
桜井遥の親が厳しい親なのかどうかもわからず、こんな事に巻き込んでしまった事を私は少し心配していた。
「おはよう…」
私は、スマホを見ながらダイニングに座る樹の父と母に挨拶をした。
「おう、有名人。おはよう」
と父は既に酔っている様子で、顔を赤くしてそう言う。
「先に顔、洗ってらっしゃい」
と母はタオルを私に投げた。
私は返事をして洗面所へと行き、冷たい水で顔を洗い、寝癖の付いた金髪も水を付けて整えた。
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