オーディナリーデイズ12 アイ ジャスト ウォント トゥ メイク ラヴ トゥ ユー

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「お兄ちゃん」 そんな声を夢現に聞きながら私は目を覚ました。 ゆっくりと開けて行く視界の真ん中に妹の奏美の顔があった。 「奏美…おはよう」 私はそう言って毛布を引っ張ると、奏美に背を向けて頭まで隠した。 「何か、大変な事になってるよ」 大変な事…どうしたの…。 またミサイルでも飛んで来たの…。 「もう、お兄ちゃん」 奏美の声に私は身体を起こした。 「何、どうしたの…」 まだ寝ていたい…。 それ程に昨日は疲れた。 私の瞼は自然に閉じて行く。 そんな私に奏美はスマホの画面を突き付けた。 「ほら、これ…」 私はその画面を見た。
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