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「はぁっ、んんっ……あっ、おっきぃ……」
「ちょっ……優しくしようとしてるのに、煽らないで!」
「あっ、だって……ねぇ、まだ?」
「ん、半分ぐらい」
「え……まだ半分? んっ、もういっぱい入って……あぁっ」
「はぁっ、だから煽らないで……」
あれよあれよという間にベッドに運ばれて、まさかいい年してこんな年下の子にぐちゅぐちゅと掻き回される日が来るなんて恥ずかし過ぎて死にそうだったけど、自分だって爆発しそうになりながら気遣うように優しくされたらおれだって応えてやりたくて。
「もう、いいよ。はやく来て」
おれだって怖いけど、どうせなら一気にやっちまうほうが一瞬だしな。なんて自分に言い聞かせながら覚悟を決めて、目の前の可愛い男に手足を絡めるようにして、引き寄せ……
「んあああぁっ……はぁっ……あっ、やっぱキツ……」
「えっ? あっ、ちょっ……うそ、全部挿入っ……て、え?」
「はぁ……、どう……?」
しがみつくようにして絡めた腕を緩ませながら、チラリと彼を見る。
「いや、どうって……、あっもうその顔ずるい………はぁ、めちゃくちゃ嬉しい」
「ん、よかった。やっぱりくっついてるほうが安心する」
「ちょっともう……急に男前過ぎるんだけど」
「ははっ、だって可愛いなって……あっ、んんっ」
「はぁ……もう、ほんと煽り過ぎ」
「あぁんっ、ちょっ……はぁっ、あぁっ」
一度彼を受け入れたそこは、もう覚えたとばかりにするりと素直に抽挿を受け入れ奥に突き当たる。
今まで感じたことのない、突かれるたびに雷に撃たれるような未知の刺激に頭がおかしくなりそうで、たっぷりと絡められたローションがじゅぷりといやらしい音をたてて溢れ出くる羞恥心が追い討ちをかけていく。
「俺ばっかり好きだったのに、不意打ちで甘えてくるし……ほんとネコちゃんみたい」
「はぁ、なにいって、ぁんっ、はぁっ」
「可愛いってこと」
「ん、ちがっ、かわいくなっ、んんっ」
あ……やっぱりおれ、キスしてくっついてるのが好きだなぁ。
「ん、ほら、そういうところも可愛い」
「あ……」
「ネコちゃんって、ただ俺たちに可愛がられてくれるだけで、気持ちよさそうに鳴いてくれるだけで俺たちのほうが癒されるのって不思議だと思いません?」
「ん……?」
「だから、いっぱい気持ちよくなってほしいんです」
「えっ?ちょっ、まって、おれのはいいっ……あ……」
「ふふっ、そう、もっと声出して」
繋がるまでは苦しかったけど、ひとつになれた安心感で気付けばゆるくたちあがっていたおれ自身を愛おしそうに……そう、まるでネコちゃんの尻尾を愛でるかのような絶妙な力加減でじわじわ、じわじわとおれの思考を奪っていく。
「はぁっ……んんっ……あぁっ……」
「ああ、ほんともう、可愛すぎて無理、限界」
「あっ、はぁっ、まって、ぁんっ、ああぁっ……」
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