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力持ちのメイドが飛来
えー、バカバカしい脳内会話を一席。
東京の東のほうに、JRの総武緩行線というのが走っておりましてな。
お茶の水駅から、わりと有名な秋葉原駅、それから浅草橋、両国、錦糸町、亀戸、平井、新小岩、小岩と続きまして、その先は千葉県となっております。
与太郎「ご隠居! なぞなぞしようよ! なぞなぞ!」
ご隠居「与太よ。わからないことがあるなら、わからないといいなさい」
与太郎「違うよ! ほんとになぞなぞだよ! 東京にある、力持ちのメイドたちが集まる駅、どーこだ!?」
ご隠居「ふむ。それは秋葉原かな?」
与太郎「はずれっ!」
ご隠居「すると、新宿か池袋か」
与太郎「ぶっぶー! 答えは亀戸! 力持ちのメイド、力(ちから)メイドでカメイド!」
ご隠居「ただのダジャレではないか」
与太郎「じゃあ、メイドたちは、その駅にどうやって集まってくる!?」
ご隠居「電車しかなかろう」
与太郎「はずれ! ご隠居、これ、なぞなぞだよ!?」
ご隠居「ふむ。ならば、力のかぎり走ってくる。ちからメイドだけに」
与太郎「残念! 飛んでくるよ!」
ご隠居「なぜだ?」
与太郎「となりの駅が、平井だから! 飛来してくる!」
ご隠居「むぅ。となりは関係なかろうに……ん? ちょっと待て」
与太郎「なに?」
ご隠居「空も飛べる力持ちのメイドに、思い当たるロボがあるんだが?」
与太郎「それは関係ないロボ! 反対側の駅が錦糸町だし、その話題は超禁止ロボ!」
ご隠居「語尾がロボになっておるな」
与太郎「ちなみに、ちからメイドたちの好物は、おしんこだよ!」
ご隠居「ほう。なぜかな?」
与太郎「平井の次の駅が新小岩、お、しんこ、いいわ!」
ご隠居「もうよい。下車させてもらう」
お後がよろしいようで。
<おしまい>
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