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「で?なんで残ったのさ。俺メモ残してたろ」
「…あー、いや。一旦出たんだけど、誰か知らないヤツに踏み荒らされるの嫌だったから」
「知らないヤツに踏み荒らされるって……不審者って言えよ。面倒だな」
「いや。オレが知らないヤツ全員」
「……俺の友達かも知れないだろ?入ってきたやつが。ま、入れたことないけど」
「友達もダメ」
「お前っ、……心せっっま!!」
(言うの迷ったけど出ちまった……怒るか流石に…?)
「……まぁ、自覚してる。て言うかオレの方がびっくりしてる」
「はぁ??まぁ、いーけどさ。メモ残したらその通りにしとけよ?お前、連絡先とか教えんの嫌いそうだし」
「……別に、交換してもいい。スマホかして」
「えっ」
(意外〜って、危ない危ない。口に出しちゃまずいだろ)
「はい、返す」
「ちょっ、お前‥‥投げる前に一言言え!人様のスマホだぞ‥‥!」
「知らない」
「なぁー、マジで機嫌直せよー。何に怒ってんのか分かんねぇけどさぁ」
「いーですよ?俺の言う事1個聞くなら」
「げ、何か嫌な予感すんだけど。‥‥あ~、お金かかんのとか、俺ができないのはナシね?」
「アンタにそこまで期待してない」
「いやそれはそれで何か腹立つ‥!」
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