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◇ 登場人物 ◇
◇ 与太
鳶の傍ら伝馬町・一番組「は組」に属する町火消し。岡っ引きだった亡き祖父・辰吉に憧れて、南町奉行所の下っぴきもしている。
◇ 伊作
南町奉行所の岡っ引き。かつて辰吉の子分であった縁で、今は与太の親分。
◇ おるい
世田谷村から江戸に出てきた、伝馬町の水茶屋「嘉木屋」の茶汲み娘。
◇ 甚八
与太の父。伝馬町・一番組「は組」の組頭で鳶の親方。
◇ おふさ
与太の母で甚八の女房。
◇ おかよ
伊作の女房で三ノ輪の小間物屋の店主。
◇ 多平
与太の兄貴分。鳶で伝馬町・一番組「は組」に属する町火消し。
◇ 久作
与太の弟分。鳶で伝馬町・一番組「は組」に属する町火消し。
◇ 嘉木屋 主人夫婦
おるいの働く伝馬町の水茶屋を営む夫婦。
【吉原 久喜萬字屋】
◇ おすて
秩父の両親に吉原の遊郭「久喜萬字屋」へ売られ、ゆくゆくは女郎として見世に上げられる定めだが、今は下働き。
◇ 彦左郎(彦左)
久喜萬字屋の男衆。母が遊女であったため、廓生まれの廓育ち。今は着付師の修行をしている。
◇ 羽衣
久喜萬字屋の遊女・昼三。浅野 近江守の娼方。
◇ 羽おり/羽おと
久喜萬字屋の禿。羽衣の妹女郎。
◇ おしげ
久喜萬字屋の元女郎で、今は羽衣付きの番頭新造(遣り手)。
◇ 玉菊
久喜萬字屋の遊女・昼三。遊女の最高峰である「呼出」の座を羽衣と争っている。
◇ たまゑ/たま乃
久喜萬字屋の禿。玉菊の妹女郎。
◇ 玉ノ緒(おゆふ)
久喜萬字屋の元振袖新造で玉菊の妹女郎。今は身請けされて鉄砲洲の廻船問屋「淡路屋」の若女将。
◇ 舞ひつる
久喜萬字屋の振袖新造で羽衣の妹女郎。養生のため他所へ遣られたらしいが行方知れずのため、 兵馬に頼まれて与太が行方を探していた。
◇ おつた
久喜萬字屋のお内儀。
◇ 長兵衛
久喜萬字屋の主人。
【南町奉行所】
◇ 松波 兵馬
南町奉行所の同心支配役見習い与力。松波家の嫡男。
◇ 美鶴
兵馬の妻。諸藩が江戸に置く下屋敷から嫁してきた藩士の娘。
◇ 松波 多聞
南町奉行所 年番方与力。松波家当主で兵馬の父。
◇ 志鶴
兵馬の母で多聞の妻。北町奉行所 年番方与力・佐久間家から嫁した。
◇ おせい
松波家の女中頭。
◇ 本田 主税
南町奉行所 赦帳撰要方見習い与力。本田家の嫡男。
◇ 和佐
主税の妻。兵馬の妹で多聞と志鶴の娘。
◇ 千晶
主税と和佐の娘。
◇ 太郎丸
主税と和佐の息子。
◇ 本田 政五郎
南町奉行所 赦帳撰要方与力。本田家当主で主税の父。
◇ 千賀
主税の母で政五郎の妻。
◇ 杉山 新九郎
南町奉行所 隠密廻り同心。伊作・与太の雇い主。
【北町奉行所】
◇ 島村 広次郎
北町奉行所 隠密廻り見習い同心。島村 勘解由の養嗣子。北町奉行所 内与力 上條 広之進の次男。
◇ 島村 勘解由
北町奉行所 隠密廻り同心 。上條 広之進の弟だが、嫡男のいない島村家の養嗣子となる。志鶴の幼なじみ。
◇ 佐久間 帯刀
北町奉行所 年番方与力。志鶴の兄。
【広島新田藩】
◇ 浅野 近江守
広島新田藩 三代藩主。羽衣の娼方。
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