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「私、1年A組の一ノ瀬燈!!本当にさっきはごめんなさい!」
そう言うと彼女は勢いよく頭を下げてきた。
(1年、ということは後輩だったのか。)
「俺はほんとに大丈夫だから、顔を上げてくれ。
俺は2年B組の柚木時雨。」
俺が2年と知った彼女は目をぱちくりさせていた。
「せ、先輩だったなんて〜!!だから見覚えのない方だったんですね!」
「いや、それは多分俺が今日からの編入生だからってこともあると思う。」
彼女と俺は学園に向かって歩きながら雑談をした。
彼女は俺の一言一言にまるでアニメーションのように表情を目まぐるしく変えていた。
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