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「対策係って何の対策をするんだ?」
彼女はにこりと笑うと
人差し指を前に突き出し目の前の道を指差す。
何も無いところを指していたため俺は疑問を浮かべて彼女の一声を待った。
「彼らから学園を守るのが仕事です!」
……何度見てもそこには何もいない。
俺が何も言わないから戸惑ったのか彼女は
「えーっと、悪い奴ばっかりじゃないんですよ?!
でもでも、やっぱり弊害とかありますから、駆除は出来ないですけど生徒の生活をサポートするため
彼らへの対策を立案して執行してですね……」
「彼らってなに?」
「え?」
目を合わせて沈黙が続く。
「いや、先輩も
もちろん視えますよね?」
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