駒月学園

8/20
前へ
/37ページ
次へ
もう一度指を指し焦りながら聞いてきた。 (この子、変な子なのかな。) 「……見えないけど。」 「えっ?!えっ え?なんで……」 恐ろしいものでも見たような目で見つめられた。 なにか声をかけようとした時、場を変えたのは彼女自身だった。 「……あ!!も、もうこんな時間!すみません日直なので!行きますね! では先輩!また!」 そう言って逃げるように自転車で走り去って行った。 (嵐のような子だったな)
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加