4人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
「ですから、勤務時間も夜の九時から朝の六時って事で良いのかと…」
なるほど…。
上杉さんの言う事は理解出来るのだが、これがなかなか難しい。
何が一番難しいかと言うと、夜の七時頃起きるって言うのが一番の難題になる。
どうしても早くに目が覚めてしまうのだ。
その原因が私の場合、寝る時間が早いのではないかという事の様だ。
「という事は昼前まで起きていて、それから寝るのが良いという事ですね…」
上杉さんはまたうんうんと頷く。
私はまた少し考える。
どうして夜の十二時くらいまでは起きている事が出来るのに、朝寝るとなると、昼の十二時まで起きている事が出来ないのだろうか…。
私は別にテレビを観る人でもない。
夜の番組を必ず観る必要も無い。
しかし、気が付くと十二時で、もう寝なければと思う時間になっている。
「上杉さんは、夜、テレビは観られますか…」
上杉さんは少し考えて、
「そうですね…。知っている先生が原作を書かれたドラマなんてモノは観る様にはしていますね…。後はニュースなんかも。ほら、一人暮らしだとテレビをつい点けてしまう癖が付いてしまって。観てないのにBGM代わりにテレビが点いてるなんて事が良くあるじゃないですか…」
最初のコメントを投稿しよう!