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「まだ表彰は終わりじゃないで〜?最後に生徒会を捕まえた人が生徒会にお願いを聞いてもらう特別景品の発表や!今回捕まったのは会計の双子!本人たちの希望により2人で1人っちゅうカウントやから双子を捕まえた1人に生徒会全員に願いを叶えてもらう権利が与えられるな」
忘れてた…
しかもまた知らないところでルールが変わったのかおれがあまり話を聞いてなかったのかわかんないけどみんなで叶えることになってるんだ…
捕まった人だけだと思ってた…
大変な事じゃないといいけどなぁ…
「この権利を与えられた選ばれた1人は!なんと!これまた神崎愛瑠だ〜!」
同じ人が何度も入賞するのって普通なら盛り下がると思うけど、岬くんの手腕でみんな盛り上がってる…
「ん?俺もう1個なんかできるのか?」
「そうや!しかも今度は誰か1人、じゃなくて生徒会全員に願いを叶えてもらえるで〜?」
「ん〜じゃあ…俺を生徒会に入れて欲しい!」
「…え」
「「…は?」」
「ん?」
「「わぁ〜お!」」
こちらは、上から順に話を振った岬くん、れおとゆう、ノア、すずとゆずの反応だ。
ちなみに隣にいるふゆくんでさえ少し驚いて目をぱちくりとさせている。
全校生徒は一拍を置いて各々が何かしらを叫んでいる。
「え?は?あのモジャ何考えてんの!?」
「面白くなってまいりました!!」
「これやっぱり王道じゃなくない…?アンチの匂いがするんだけど…」
みんなが驚いてる中おれだけは「それもいいかもなぁ」なんて考えていた。
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