土方歳三目線

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そしてこの間、彼奴が突然居なくなった。 俺は直ぐに脱走だな、と思った。 沖田が追っ手なら彼奴も抵抗出来ない だろうと追っ手は沖田に任せた。 本人もそれを望んだ。 あわよくば逃がそうと、そう思って いたのだろう。 だが、沖田と一緒に帰ってきた。 彼奴が、帰ると言ったそうだ。 沖田に連れられ大津から帰ってきた時に、 近藤さんが呼んでいる、と伝えたら 「分かったよ…ごめんね」 と言ってきた。 何に対しての謝罪だったのか。 今でも分からないままだ。
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