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あたしは、郊外の一軒家にそのまま、チロルと暮らしていた。
あれから、半年が経った。
チロルの散歩をしていると、チロルが急に走り出した。
その行く手を見て、あたしは、涙が溢れた。
一郎さんがいた。
一郎さんは、チロルを連れて、あたしのところへ来た。
「はじめまして。矢吹瑛士といいます。あなたを好きになってしまったのですが、もう一度、結婚してくれませんか?」
そう、微笑んで、言ったのだった。
END
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