自由時間

1/14
13人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ

自由時間

「らんらんるぅ!らんらんるぅ!」 「てってれぇ〜、てれれれれー。」 「ドコドコ、ドコドコ」 「きょええええええええええ」 牢獄、網走刑務所に響き渡る奇声。 お分かりであろう。 ホモどもである。 上から順に、神田(ホモ01)、亀田(ホモ02)、牛田(ホモ03)、金田(ホモ04)である。 今は……、何時なのであろうか…。 おそらく、明け方近くであろう。 彼らは牢獄の中で、自由時間を過ごしていた。 彼らが身に着けているのは、例のドレス風Tシャツである。 彼らは今、何をしているのか? それは…… いずれ分かることである。 「僕、泥だんご作る―!!」 そう言ってしゃがみ込むピンクのTシャツの男。 そう、神田悠である。 そしてその途端、天井から降ってくる卵。 「僕じゃない!!ホモ01だ!!」 天井からなぜか警官が顔をのぞかせる。 「はい♡おにーさん!!ぼk…じゃなくてホモ01、泥だんご作る!!」 満面の笑みを浮かべて泥をかき集め始めるホモ01こと神田。 幼稚園児のような純粋な笑みを浮かべている。 「えーっと、円周率が3,141592………」 そして、なにやら難しい顔つきになる。 彼の手の中では、超高速で泥が転がされる。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!