スカイオーナー

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スカイオーナー

 「ここが、スウィートの家さ。」「わぁ、大きい。」「入ろう。」「うん。」  中に入ると、「お客様か。」と、スウィートが話しかけて来ました。「そう、空を飛びたいって、夢を叶えるために、ずっと羽を作ってたんだ。」「そうか、さっそくだが、羽を、ね。」「はい。」ムーンは返事をすると、足速に、叶太の手を引きました。「さぁ、中に入って。」ムーンの言う通りに、『羽』と書いてある大きな部屋に入ると、目の前には、色んな色の羽がきれいに並べてありました。「さぁ、好きなのを選んで。水色が勇気、赤が優しさ、白が、、、。」「どれも、人の役に立つね。」「そう。」「ぼく、水色。」「決めるのが速いね。スウィートに持っていこう。」  叶太とムーンは、(水色の羽)をスウィートに持って行きました。スウィートは、叶太に羽を付けると、言いました。「君は、私達の仲間だ、一員だ。これからは、みんなと楽しく、勇気を持って、はばたくんだ。いいな、そのための羽だ。」「はい。ありがとうございます。」  叶太は、目が覚めました。そして、ムーンに言われた通りに、背中を見ました。「羽が生えてる!」うれしくなって、走って外へ出ると、ジャンプ!「飛んだ!」
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